YOSSHY13 / WANNA

普段、平和ボケに生きてる自分がこのような文を書くのは、気が引けますが、長崎出身、長崎育ち、長崎から一度も離れた事がないという事で、書かせてもらいます。

自分の両親は、長崎市出身ではないので、直接原爆の話を聞く機会はありませんでした。戦時中は疎開してたという話ぐらいです。

ただ自分が通っていた山里小学校が、爆心地に近い学校だったのもあり、平和学習をずっと受けました。

８月９日以外でも、いろんな話を聞く機会があったり、永井隆記念館にもよく行ってました。

学校には、「あの子らの碑」という永井隆先生発案の石碑もあります。永井隆先生という人は、長崎大学で放射能医学の研究をされてたんですが、途中で白血病にかかり、それでも研究を続けてた人です。８月９日以降は、原子爆弾症を治すために病をおしながら研究されてました。そして、昭和24年に平和を祈るため、原爆を忘れないために石碑が建てられたそうです。興味を持った方は、ネットに更に詳しく書いてあるので、調べてみてください。自分も色々忘れてる事もあったので、これを機会に色々調べました。

学校で何度も行われた平和学習…低学年の頃は熱心に見たり聞いたりしてました。モノクロの映像で爆弾投下や、原子雲、被害にあった人達の姿。映画のような世界に、非現実的な印象もありました。ただ原爆にあわれた方達の話を聞くと、ホントに悲惨な状況だったという事が伝わりました。

正直に言うと、平和学習も小学校高学年ぐらいからは、不真面目に受けてたと思います。８月９日に登校するのイヤだなとか。自分はその程度でした。

ただ色んな映像は、数十年経った今でも脳裏に焼き付いています。焼け野原や、大やけどをした人々、裸足でボロボロな子供達。そんな悲惨な光景が焼き付いてます。

自分はパンクと出会うことによって、平和や反戦を意識するようになりました。CLASHから始まり、DISCHARGEはアルバムのジャケットからもメッセージを発してるし、CRASSにはNagasaki Nightmareって曲もありますね。

きっかけは何だってイイし、広島と長崎の原爆の日だけでもイイと思います。戦争がいかにくだらなくて、悲惨な結果しかないって事。今は映像で、簡単に当時の様子を観る事ができます。図書館に行ったりしなくても、ネットで沢山の情報を得る事もできます。

常に考えるというのは難しいかもしれませんが、たまに調べるのも良いと思います。