私たちには、安全保障について議論をする権利があります。政治家や専門家に任せるだけではいけません。ひとたび核兵器が使用されれば、その被害は無差別に広がってしまうからです。私たちは1万3千発の核兵器がある世界に住んでいて、核兵器の被害者にも加害者にもなりうるということを認識する必要があります。

歴史を通じて、私たちは人類の行動がもたらす多くの有害な結果を目にしてきましたが、同時に人道的な進歩やポジティブな変化もありました。例えば、日本では76年前まで女性の参政権が認められていませんでした。 しかし、私たちは今、その権利を当然のこととして享受しています。きっと、多くの人々の血のにじむような努力があったはずです。

私たちの当たり前が、「核兵器のある世界」から「核兵器のない世界」に変わる瞬間を一緒に作りませんか？平和な世界を願うだけでなく、具体的に行動することで平和を積み上げていきましょう。私たち一人ひとりの選択によって今日も社会は形作られています。

カクワカ広島
共同代表　田中美穂