世界と繋がり「成果」を積み上げる~締約国会議に参加して~

私(広島県出身)は被爆地の外で核兵器の問題を考える場を作ろうと思い、「KNOW NUKES TOKYO(以下、KNT)」を立ち上げた。これまで国会議員との面会や若者(30歳以下)の声を集めて「提言書」を作成し、外務省に提出した。オンライン被爆証言会なども行っている。  私たちはウクライナ侵攻直後から、「NO MORE HIROSHIMA, NAGASAKI」を訴える緊急アクションを広島・長崎の友人と共に展開し、「原爆ドームを1000人で囲むアクション」(実際の参加は800人)を行った。

現実と理想のギャップを超えて、人から人へと伝播する平和

今年のはじめ、1月22日に核兵器禁止条約が発効され、核廃絶のベクトルが平和に向かって確実に伸びていることを実感しています。 地球環境についても、私が10 代の頃より50 年近くを生きた昨今の方が、様々な保全運動や取り組み、日常での配慮などの動きが明らかに活発になってきています。核兵器の恐怖を自らの経験から証言できる方々や、その当時の状況をうかがい知る機会は年々減っていき、少しずつそんな記憶が風化していく中で被災地である日本だけでなく、世界中の方々が平和のために行動し、その想いが実を結んだひとつの形が先の核兵器禁止条約です。

システムを禁止しよう – Message from Peter Chordas “Children of the Ashes”

地球上のすべての生命を破壊することができる武器よりもばかげているのはそれらの武器を有益なビジネスに変える社会経済システムだけ。

インドネシア・アチェ州のPUNK シーン

東南アジア南部に位置する赤道直下の共和制国家・インドネシア共和国は世界一の音楽人口を擁する。 約87%の人口がイスラム教を信仰しているこの国の中でも、スマトラ島北端に位置するアチェ州は13世紀からイスラム信仰の強い地域であり人口の約98%がイスラム教を信仰し、シャリア(イスラム法:イスラム教の経典コーランと預言者ムハンマドの言行を法源とする法律)に基づく州条例を制定する自治権が認められている。

不撓不屈 -NEVER GIVE UP- 坪井直氏を偲ぶ

坪井さんとの出会いはTO FUTURE ZINEのインタビューを最初に依頼した2007年。TVでしかお見かけしたことがなかった自分には反核の怖いお爺さんの印象しかなく、当時の素人に毛が生えたような自分の活動と知識について叱られるのではないかとビクビクしていましたが、実際にお会いするとすごく気さくな方で、反戦、反核以外のお話もたくさん聞く事が出来ました。大いにユーモアにあふれた方でもありました。冊子の性質上その部分は除いて掲載しているのですが、今思うとそのユーモアにあふれた言葉こそ、原爆に直接遭われながら最前線で活動してきた坪井さんのお人柄が伝えられたのでは、と悔やまれてなりません。