Train Of Thought – YUKA

ゆか / CRUNK

私はニュースはよく見ているのですが、核兵器禁止条約に対して自分の意見を持ったり調べていませんでした。核兵器反対はもちろんだけど、よく分かってないぞ?と思い、本屋に行って池上彰の本を買って読んだり、ネットで調べて自分はどう思うか考えました。

核兵器禁止条約、日本も賛同すべきだと思います。”核の傘の下にいる事が抑止力になる”というのは、核の存在を認めている事になるのではないでしょうか。抑止力の為に軍備競走をしていったらどんどん不安な世の中になっていきます。核兵器を世界から無くすことを考えるのが根本的に必要だと思うし、その一歩である核兵器禁止条約に、唯一の被爆国日本が賛同しないということは疑問に思います。
「核兵器禁止条約に賛同するには核の傘から抜ける必要があり、北朝鮮の核の脅威に晒される」と言う政府の意見。現実に起こることは想定もしたくないですが、北朝鮮のニュースはヒヤヒヤしながら見ていました。ホントにどうにかならないんですかね。核保有国が賛同しない限り核を世界から無くすことは難しいのが現実だとは思いますが、第一歩としてのこの条約に1つでも多くの国が賛同して欲しいし、まず日本が賛同しなかったら核はこの先もなくならないと思います。最終的に皆が望むのは核兵器廃絶でしょう。

今回お話頂けて、勉強し向き合うことができてとてもいいきっかけになりました。
あと、核兵器禁止条約についてだけでなく、リアルな24歳の話をすべきかなと…。
自分は静岡県出身で、戦争を体験した祖父や祖母はだいぶ前に亡くなってしまい、戦争の話を聞くこともありませんでした。原爆を体験した人も近くにいませんでした。
そのような私は正直、原爆を身近には感じていませんでしたし、常に考える事はありませんでした。私のようなパターンの子に今後どう訴えかけていくかが問題のように思います。

けど身近ではなかったとはいえ、条約についても考えていなかったのは私も無頓着だったと思います。
正直政治に関心を持ってる友達はあまり居ないし、話題になる事もない。久しぶりの友達にも何人かに電話しましたが、皆そう言っていました。皆仕事、趣味があったり、SNSや娯楽に溢れている世の中、関心を持たなければスルーしてしまいます。
女友達と集まれば男の話か旅行したーい!とかしか正直話てなかったし、友達に政治の本買ったんだよね!と言った時は「意識高!ゆかってマジメだよねー」と言われました。笑

少数ですが、周りでも音楽カルチャー、大学で学んで、海外に留学して、などきっかけがあった子達は関心を強く持っているように感じます。私も政治に関心を持ち出したのはハードコアやコロナの影響です。

お世話になってるEL PUENTEのシギーさんに「当時アメリカのハードコアのGIGではLIVEやめて政治の話し合いになる事もあった。」と聞いてビックリしました。(ハードコアは社会的・政治的なメッセージを訴えるバンドが多いのは知っていましたが)ハードコアシーンで歳上の方達とよく話すようになり、最近は色々と自分を見つめ直しています。
自分の意見を言えない、そもそも普段何も考えていない大人になってる事に恥じらいを感じるべきだなと。最近自分も痛感しています。

コロナ禍で若者も皆政府への不満が爆発していると思います。私は一人暮らしだし、仕事も影響を受けてて生活に直接関わるのでそこからニュース釘漬けになりました。
もーここまで酷いのか!政治に無関心だった自分達が導いた結果だなと思いました。
既に政治に興味を持って発言してる10代、20代は素晴らしいと思う。けどまだそういう子達は少ないのが現実だと思う。もう少しコロナ禍で生まれたこの怒りが政治へ関心がなかった恥じらいにも変わり、若者の中でムーブメントのようになればいいのにと思います。

1人1人が関心を持つところから全て始まるのかなと。核兵器禁止条約についてもそう思います。友達何人かと話したら皆凄く考えて意見を一緒に出してくれました。きっかけって大事。きっかけがあれば関心を持つ。凄く濃い時間に感じたし、普段からこんな話し合いをしたいなって思いました。

CRUNKでも最近は「政治に無関心だった私達が今関心を持ち、協力し立ち上がろう。」っていう同年代に向けてのメッセージの曲も歌っています。

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